逆三尊

テクニカル

このチャートは、まず底値を付け(底1)、戻した後に再び底を付けるが、この底値は底1より安い(大底)。3番目の底値(底2)は、大底より上にある。このチャートが安値圏で出現すると、上昇する確率が高くなる買いシグナルです。

安いからと言って、先回りして買わないことです。買うとすれば、底2を確認してからです。すでに十分安いので、[逆三尊底]チャートの完成を待ってから買いますが、万全を期すなら、日足が天井1と天井2を結んだネックラインを超えてから買うのが、より確実です。

ダブルボトムを形成して、さらにトリプルを形成した場合。 そのラインは鉄壁になる

下のチャートは、リーマンショック後の安値を付けた日経平均株価の日足チャート。

10月10日の安値8,115円で一番目の安値(かなり安い)、14日に高値9,601円を付けて、再び下落して、10月28日に年初来安値6,994円(最安値)を付けた。そして、再度ネックライン(目安9,550円)付近まで戻してきた。

この辺りでは、まだ様子を見て買いません。なぜなら、2回目の安値が1回目の安値を下回っているからです。もし、2回目の安値が1回目の安値を上回っていれば、二点底チャート になって、株価上昇が期待できるので買ってもよいですが、先回りせずに、[逆三尊底]チャートの完成を待ちます。

この後のチャートを見ていくと、11月5日の高値9,521円から3度目の下げとなり、11月7日に安値8,266円を付けた。ここが分岐点で、この後ネックライン(目安9,550円)を越えて上げてくれば、[逆三尊底]チャートが完成して、下値不安は大きく後退します。

 

◆ネックライン(サポートライン)
上のチャートでは頂上の9,550円の高値と高値を結んだ直線のこと。この線を上に抜けるかどうかに注目します。ネックラインを越えてくれば、高確率で株価上昇が期待できるからです。

買いはネックラインを超えてから

買いの時期は、ネックラインを越えた直後か、ネックラインまで押し戻されたところ(押し目)です。

ネックラインの下で、安いからといって先回りするのは危険です。最終的には上げに転ずる確率が高いのが、下げる可能性もあるからです。大きく儲けようとしないことが、良い結果をもたらします。

もし、[逆三尊底]チャートの完成しても、その後値上がりせずに、逆に下げてきたら、早めに損切りして、別のチャートの形が良い銘柄を探しましょう。

このチャートの逆の形が、[三尊天井 さんぞんてんじょう]です。高値圏で出現すると、下落する確率が高くなるので要注意です。

引用元:自力年金.com

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